急変対応について思うこと

急変対応について思うこと


こんばんは。看護師の悩み解決専門カウンセラーの坂口です。

 

私が働いていた脳外科は慢性期病棟ですが、急変は決して少なくはありませんでした。

 

新卒で初めて急変に当たったときには、当然ながら、パニックになりました。

 

そのときの医師も新人で、同じくパニくっていたのでしょう。

とにかく急かされ、怒鳴られまくりました。

 

で、未だに、その話を誰かにすると笑われるかなのですが、薬剤を取ろうと、勢いよく救急カートの引出しを開けたところ、カートごとひっくり返し、自分の脚の脛の部分を強打・・・。

 

中に入っていた薬品のアンプルはバラバラになり・・・。

当然、更に怒鳴られました・・・orz。

 

初めての急変でしたし、患者さんの命を左右する事態だったので、1週間以上落ち込んで、毎日毎日、自分を責め続けていました。

 

「患者さんの命が懸っているのだから、怒鳴られても当たり前だ」と思い、疑問にも思っていませんでした。

 

しかし、数年後に、その考えがおかしいぞことに気づいたのです。

 

それは、ある日のこと。

 

患者さんが呼吸停止し、気管内挿管が必要な状況に初めて遭遇したときでした。

 

これも正直、焦りました。

 

ところが、そのときに対応した医師は、ゆっくりとした通常の口調で、こう言ったのです。

 

「大丈夫ですよ。慌てなくても。僕が言った通りの器具を僕に渡してくれるだけで大丈夫ですから」

 

私は、このときまで、挿管介助に当たったことはなかったのですが、イメージトレーニングをしていたせいもあってか、(余談ですが、イメトレは本当に大切ですよ!)うまくできました。


 

しかし、私がうまくできたのは、「急変時に、慌てず、騒がず、穏やかに指示をしてくれた医師のお陰だ」と確信したのです。

 

急かされれば急かされるほど、怒鳴られれば怒鳴られるほど、慣れていない限りは、パニックになってしまうのは無理もないことだとも思います。

 

何か緊急事態が起こると、つい、自分を見失ってパニックになることもありますよね。

 

いくら、仕事だとはいえ、これは人間の反応の一つなので、そこにはいいも悪いもなく、ある意味、自然なことなのでしょう。

 

しかし、やたら「何やってんの?!早くしなさいよ!」「患者さんの命が懸かってるんだよ?!何考えてるの?!」「こんなんだったら、看護師向いてないわ。本当にやる気あんの?」などと闇雲に怒鳴る人がいますが、それがどんなに正論であろうが、何であろうが、どれだけ重大で、重要なことであろうがなかろうが、その正論を盾にして、言いたい放題言う輩がいることをはとても、残念に思います。

 

「看護師、辞めたら?」「あんたに患者さんを看る資格はない!」などと、一方的に吐き捨てるように言うのは、ただのパワハラに過ぎません。

 

私のこれまでの経験からすると、プロであればあるほど、的確に冷静に指示を出し、問題があれば、重鎮な態度で真剣に、事の重大さを伝えることが大切であると感じます。

 

「患者さんの命が懸かってるんだから、場合によっては声を荒げても、いたしかたないんじゃない?」

 

確かに、そうかもしれません。

 

しかし、本当に相手に理解してもらいたい時に、必ずしも声を荒げる必要があるとは、私は思いません。

 

あなたが闇雲に声を荒げることによって、順調に進むはずの流れが、滞ってしまう可能性があることも、心の隅に留めておいて、損はないと思います。

 

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