高いモチベーションを維持するためには?

高いモチベーションを維持するためには?


こんばんは。看護師の悩み解決専門カウンセラーの坂口です。


今回から、数回にわたり、私が昔やっていたメルマガでの無料お悩み相談企画(現在は行っておりません)の内容についてご紹介しますね。


何かの参考になれば幸いです^^


今回はBさんからのご相談です。(ご職業:その他医療職(医師、介護士、薬剤師など) 年齢:40代)


いただいた無料のご相談は、全て「匿名」でいただいておりますので、便宜上、「Aさん、Bさん・・・」とさせていただきます。


◇ご相談内容◇


高いモチベーションを維持するためにはどうしたらいいでしょうか?


さんざん悩んで、自分の方向性を定めたと思ったのに、しばらく経つと、あぁ、しんどい、頑張ってもうまくいかないし、止めたいなぁという気持ちがむくむく湧いてきます。


自分との戦いになるので、そこを無視して最善と思われる行動をとるのは、非常に難しいです。


何とか葛藤を乗り越えて、やっぱり頑張らなくてはと基本に立ち返ったところで、精神的に消耗しているし、時間は沢山過ぎていて、もうこんな時間!という状態になりがちです。


自分の中のメインにしたくない感情を短時間でうまく宥めて目標に邁進するにはどうしたらいいでしょうか?


◇私からのメッセージ◇


Bさん、こんばんは。ご相談、ありがとうございました。


これまで、色々とお悩みになり、ご自身の方向性を定めたと思ったのに、しばらく経つと、あぁ、しんどい・・・。頑張ってもうまくいかないし・・・やめたいなぁという気持ちが湧いてくる・・・。


「自分の方向性」というのは、もしかすると、Bさんにとっては人生の中での「節目」。


つまり、転職などの出来事を通した中での非常に重要な「分岐点」だったのかも知れませんね。


「自分の方向性、(あるいは「目標」など)は「これ」である」などと、何らかの目標を掲げたときに、誰もが陥ってしまいがちなのは、「こうでありたい」などという自分の中での「ありたい、もしくはあるべき理想」に対し。


自分がそこに近づいていないと感じると、「理想とはほど遠い自分」に焦点が当たってしまいやすいというところです。


そもそも、理想や目標というものは、自分が今よりも成長したい。などという、成長意欲からでるものですから、本来ならば、「楽しみながら、自分が目指す方向性に向かっていく」というモチベーションであってもよいものであると私は思っています。


ハイキングに例えると、目的地に着くだけが、ゴールなのではなく、道に咲いている花や風の音、空気の匂いなどを感じながら、その道中を楽しむというところでしょうか。


しかし、多くの人が、「楽しむ」ということよりも、気づくと「苦しい」選択をしてしまう・・・


その原因は、どこにあるのでしょうか。


そこには、目標や方向性に対し、「柔軟性の欠如」があるのではないかという視点からご自身を見つめ直してみることも、必要な場合があります。


これは、どういうことかと申しますと、「この目標を達成しなければならない」「一度決めたことは、最後までやり通さなければならない」などという「一貫性」を知らない間に求めてしまうことも、原因の1つとして挙げられます。


確かに、方向性や目標を定めたとき、ある程度の「一貫性」を持つことは大切です。


しかし、その「一貫性」の価値観が過剰な方向に働いたことで、自分の「こころ」が知らない間に辛くなっているとしたならば、一度、「方向性や目標の緩和」を図っても良いのだと思うのです。


例を挙げてみましょう。


例えば、さんざん迷ったけれど、A社とB社の就職、どちらにするかを考えたとき。


A社に決めたとします。


しかし、実際に就職してみると、A社は、自分が思い描いていた理想とはかけ離れたものであったとします。


それでも、「一度決めたことだし、何度も今まで、転職を繰り返してきたのだから、今度こそ、投げ出さずに、きちんと1つの職場で長く働きたい」と思ったとします。


この時、この人は1つの選択肢しか見えていません。


「自分は、どんなに辛いことがあっても、A社で我慢をして働かなければならない」という選択肢です。


この時、「選択肢」ということだけで考えれば、「B社にもう一度、話をして、入社をしたいという意思表示をする」ということもできますし、「C社やD社もあるかも知れないから、求人があるかどうか、ネットで調べてみよう」という方法もありますし、A社を辞めることだってできるのです。


しかし、これらの選択肢を考えたときに、多くの人々は口々に言います。


「この歳で雇ってくれるところなんて、あるわけがない」


「B社に断りの連絡を入れたのに、今さら、B社に行きたいというなんて、非常識だ」


「折角、A社は転職歴の多い私を採用してくれたんだから、やれるところまでやらないと」など・・・。


もちろん、一般的な考え方では、それらは「常識」ともいえる考え方であるともいえます。


しかし、あまりにも1つの選択肢しか見えないが故に、「出口がない」と抑圧感を抱き、悩みから抜け出すことができないと思い込んでいる人が多いという事実も、決して見逃すことはできません。


例えば、A社が、自分の理想とかけ離れていたとしても、自分がA社の中で楽しく働くにはどうしたらいいかということを工夫することもできますし、自分の才能を開花させる糧にすることもできる。


つまり、様々な「方法」があるのです。


しんどい気持ちや、辞めたいという気持ちと闘うのは、正直、辛いです。


しかし、その気持ちを無視してしまうと、やはり自分の気持ちに蓋をすることになってしまうので、まさに、積もって爆発した頃には、心身ともに修復不可能な状態にならないとも言い切れません。


人には、それぞれに合った「乗り越え方」というものがあります。


スポ根精神で乗り越える方法もあれば、自分と折り合いをつけながら越えていく方法など、乗り越え方一つにしても、様々な選択肢があります。


そして、それらの選択肢には、どれを選んだとしても、ある程度の「メリット」「デメリット」があります。


例えば、自分の中にあるネガティブな思いを無理に打ち消そうとしたり、無理にプラス思考に考えようとしたり、自分で自分のことを落ちる所まで落ちるように、無意識に仕向けるという荒治療的な方法の場合。


自分の中の反骨精神という大きなエネルギーを利用し、その反動で一気に状況を変化させるということもできます。


しかし、大きなエネルギーを使うということは、その分、疲労度も高く、色々な意味での「振り幅」が大きくなります。


燃え尽き症候群の原理というのも、これに似ています。


このような状況では、「頑張らなければならない」と思えば思うほど、そのエネルギーが増大する分、その反動で、メンタルが消耗してしまったり、自分の中の「欠乏感」が増大してしまうのは、とても自然な現象であるといえるでしょう。


これらのことを踏まえた上で考えることは、「自分の中のメインにしたくない感情を短時間でうまく宥めるための最も良い方法」は、「いかにエネルギーを効率よく利用して、目標に近づくかということを考える」という視点なのではないかと思います。


考慮するポイントは


1)自分が当初、定めた方向性に「柔軟性」を持たせることは可能か。もしくは、他に可能性の幅が広がるのだとしたら、どんなものがあるか


2)その方向性を達成したBさんの姿を想像したとき。それは本当に心から喜べる楽しいものなのか。そして、持続性のある喜びなのか


というところだと思います。


そして、自分の中のメインにしたくない感情と、しっかり向き合うことです。


「向き合うこと」というのは「自分と戦うこと」ではありません。


戦おうとすればするほど、相手(もう1人の自分)は抵抗し、その威力を増すので、無駄にエネルギーを注ぐことになるので、逆効果です。


そして、「できない自分」「理想と違う自分」などというのは、その人自身が抱く幻想にすぎません。


なので、幻想と闘っても、相手は実体がないので、永遠に勝つことはできないのです。


また、例え、自分に打ち勝ったとしても、また闘わなければならない状況が永遠に続くというからくりがあるのです。


また、最大のポイントは、実は、「モチベーションを高くする必要はない」のです。


それはなぜか。


「高くなればなるほど、下がる」のが、自然の摂理だからです。


ですから、モチベーションを、いかにフラットに保つか?という視点で考えることが、一番の重要ポイントなのだとも思います。


何かのお役に立てれば幸いです。

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