看護師としての誇り

看護師としての誇り

 

こんばんは。看護師の悩み解決専門カウンセラーの坂口です。


私のことをご存じの方は、日記を書いていることは既にご存じかとは思うのですが、実は、このブログは初めてではなく。

 

プライベートなブログ、ヒーリングのブログ(実は、ヒーリングも数限りなく習っていました)、コーチングのブログなど。

 

実に様々な変遷を経て、今に至っています。

 

創っては壊していく、私のスタイルは、やっとこのブログで落ち着きつつありますが(笑)

 

それで、思いついたときに、日記だけではなく、ブログの整理もしていますが。

 

今日は、こんな記事が出てきたので、紹介します。

 

これを書いたのは2010年。

 

月日が経つのは早いですね(^-^)

 

看護師としての誇り

 

コードブルーのドラマを毎週観ていて。

 

絶対に今回は泣かない。と意地を張る位、毎度毎度、嗚咽に近い程の号泣をしているというのが実際で。

 

ずっと、自分で自分を不思議に思っていた。

 

私は看護師として、長年勤めていたけれど、これ程までに、毎度のように泣くような場面が、実際の現場では「ほとんどなかった」感覚の方が強かったのに、どうして嗚咽する程までに泣けるのかと。

 

今回も、ドラマの途中で、夫に「どうしてそんなに毎回、物凄く泣くの?」と聞かれ。

 

「これでも一応、ナースでしたからねー。」と軽く答えたら。

 

「何ちゃってナースなのに?」と言われ。

 

私の中の「何か」が反応した。

 

自分のその「何か」が、何なのかはわからないが。「静かな怒り」の感情であることは、間違いなかった。

 

「憤慨」というよりは、「侵害されたような怒り」だった。

 

静かであるが故に、何か、深いものがあるような気がしていたけれど。

 

私は一体、何に反応したのかがわからなくて、正直、自分で戸惑った。

 

自分で、自分のことを「何ちゃってナース」だと、平気で言っているし、本当にそう、思っているし。

 

なのに、今回、どうしてこんなに「怒り」が湧き上がるのだろう。

 

夫には、何も悪気などはないことは、初めからわかっていた。

 

だからこそ、私自身が何に反応しているのかが、わからず、怒りを止めないで感じきる選択も出来たのに。

 

とにかく、「怒り」を処理しようと必死だった。

 

そして、数分後に気づいた。

 

私は、看護師になる道を歩むことを決めてから。看護学校の実習から始まり。

 

看護師として、実に多くの体験をした。

 

癌に侵されて亡くなっていく患者。

 

「死にたくない」とわめきながらも、命を病に奪われた患者。

 

「私、死んじゃうの?」と、私と同じ歳で、23歳の若さで亡くなった、脳腫瘍の患者。

 

意識がない患者を見守る家族の思い。

 

仲間達の思い。

 

「私が代わってあげたかった」と呟く家族。

 

毎回毎回、そんな経験ばかりしていた訳ではないのに。

 

どうして、毎回、こんなに、ドラマを観ていて、苦しくて、胸が締め付けられる程の思いになってしまうのか。

 

ドラマの最後に、Dr役の戸田恵梨香が言っていた言葉。「患者が怖い。」と。

 

どれだけ私達が、出来る限りの思いを尽くしても、結果が悪ければ全て、医療者のせいにされる。

 

その言葉で、私は、ある出来事を思い出した。

 

意識はあれど、話すことが出来ず、意思の疎通もままならない患者の家族である息子に、これでもかという程、嫌味を言われた。

 

「自分(息子)が居ない間、父さんが医療者に何をされているかわかったもんじゃないですよね。」と言われて、提案した、医療者と息子との交換日記。

 

息子が居ない間、患者がどんな状態で、私達が何をしたのか。

 

交換日記をしていたことがあり。

 

私の提案にスタッフは、そのうち、苦渋の表情を呈した。

 

何故なら。私たちの書く、全ての文章の揚げ足を取るような言動を取る息子が居たから。

 

私達が、どれだけの思いを持って、患者に接しても、患者の家族から疑われ、酷い言葉を浴びせられ。

 

説明を要求され。

 

それでも私たちは、息子の思いを受け止めなければならず。

 

「もう、やってられない」と言い出したスタッフを、何とかなだめたが、本当は。

 

私自身が一番、息子に対して、怒っていた。

 

いくら私達が出来る限りのことをしても、伝わらない、その悲しみや虚しさ。

 

その思いが、ドラマの内容で共鳴し、私はまた、号泣した。

 

私は、ドラマの医療者達が抱える思いに、私自身の過去の思いを全て投影してきたのだということがわかった。

 

そうか。私は。こうやって、今まで沢山の、やりきれない悲しみや怒りや、切なさや遣り切れなさを、痛い位に、締め付けられるような苦しさを感じながらも。

 

それでも、私の思いより、患者の苦しみ、家族の苦しみを救うことが先。

 

出来ることは、最大限、やる。と。何かの使命感だけで、突っ走り。

 

自己犠牲で人に奉仕し、自分で勝手に潰れ、燃え尽きた。

 

人間なんて、看護師じゃなくたって、様々な辛さや、怒りや、遣り切れなさを経験している。

 

それも十分承知の上で。

 

だけど、私は「看護師」という職業、肩書きを通して、様々な経験をしてきたから。

 

看護師という肩書きを通しての経験でしか、物をいうことは出来ないから、今、こうした表現しか出来ないのですが。

 

だけど、知識や技術は、本当にないに等しかったナースだけど。

 

私は、医療者であったという私の「患者に対しての思い」までもが「ない」んだと言われたように、錯覚をしたんだと、わかった。

 

ああ。そうか。

 

私には、ちゃんと。看護師として。

 

そして、一人の人間としての、「人を思う心」。

 

そして、ここまで行くと、潰れてしまうというところまで、やりきる事がいいかどうかは別として。

 

看護師としての「心」を持つ私のプライドは、ちゃんと、残っていたのだと気づいた。

 

だから私は、怒りを消すことじゃなくて。 これまで感じてきた、遣り切れなさや切なさや、何も出来なかった無力さを。

 

私は何も頑張ってなんかいない。と肩肘なんて張らずに。

 

「よく、頑張ってきたね。」って。

 

もう、自分で癒してあげてもいいんじゃないかと思った。

 

そして、ただただ、ありのままの自分の全ての感情を認めて、自分を抱きしめてあげることすらも、許していなかったんだと気づいた。

 

きっと、もしかしたら、時間がかかるのかも知れないけれど、少しずつでも、こんな自分を許してあげてもいいんだと思う、今日この頃です。

そんなあなたにメッセージをお届けします(^-^)

※2015年2月以降、2年目以上の看護師さんへのメッセージは こちら  からお伝えしています(^-^)

 

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