どうしてみんなできるのに、あなたはできないの?・3

こんばんは。看護師の悩み解決専門カウンセラーの坂口です。

 

前日の記事の続きです。

 

このような新人時代を経験し、そしてこのような私が、再び、「新人教育担当」のリーダーとしての経験を積み重ねていくうちに感じたこと・・・

 

それは、「私と同じように辛い思いをしてきた新人は、決して私だけじゃない」ということを、再認識させられました。

 

指導者側の視点からすると、確かに

 

「わからないなら聞けばいいでしょ」

 

「患者さんへの看護をするために、仕事してるんでしょ?」

 

「自発的に動くのが当たり前でしょ?」

 

「甘ったれるんじゃない。何でも指導者のせいにするな。」

 

「指導者は指導者で大変なんだよ。そんな新人の「気持ち」まで理解する余裕もないわ。むしろ、こっちが愚痴言いたいわ(涙)」

 

「もう、あんた、社会人経験何年なの?何でそこまで私が指導するだけじゃなく、全くの新人じゃない人にまで気を遣わなければならない訳?」

 

などとという思いが、もしもあるとしたならば、それも最もな思いなんです。

 

何せ、多かれ少なかれ、何度も書きますが、私も指導される側、指導する側。

 

同じ経験をした上で、やはり様々な指導者もいましたし、様々な新人もいました。

 

正直、「無理。私には、この新人は無理!」と思わず、匙を投げるような新人さんもいました(苦)

 

新人教育のリーダーであった私は、指導者の思い、新人の思い。両方を聴く機会に恵まれました。

 

だからこそ、新人さんが、「何に悩んでいるのか」という思いも、聞けましたし、そこには私が今回の記事に書いていたようなことと似たようなことで悩んでいる新人さんは、私が思っているよりも多いのだということもわかりました。

 

この日本は、縦社会の世界。という部分が、今でも多かれ少なかれ、あると私は感じています。

 

ですから、指導する側、指導される側のどちらも、無意識の部分で「強者」「弱者」の位置関係という部分を自ら創ってしまう部分は、決して、少なくはありません。

 

つまり、指導する側が「強者」であると、新人が、無意識にでも認識した場合、自動的に新人は「弱者」になります。

 

そして、時には、自分が「弱者である」ということを利用します。

 

それはほぼ、無意識の領域です。

 

「弱者である」ということを利用するということは、どういうことなのか。

 

例えばそれは、「とにかく、自分はこんなに辛い」ということを、周囲にアピールして、「可哀想な自分」を無意識に演じてしまう。とか、逆に、人にも言えず、「こんなに辛いのに、誰もわかってくれない・・・」と自分で悩みを抱え、「お前たちのせいで私はこうなった」と、指導者や周囲のスタッフに仕返しをするために、拒食症、うつ病、自殺願望などを持ってしまう。

 

もちろん、これも、本人は無意識なので気づきません。

 

これは、新人さんだけではなく、指導者にも当てはまります。

 

「あんたのせいで、私はこんなに辛い」ということを周囲にぶちまけ、スタッフの共感を得ようとする。

 

そんな指導者もいますが・・・

 

もちろん、何度でもいいますが、そこには「いい」も「悪い」もありません。

 

ある側面から見れば、人間が生き延びるための、「自己防衛システム」が働いているだけですので。

 

そして、指導する側が「自分は強者である」と無意識に認識した時も、新人が「弱者」であると、認識する場合もあるので、「弱者を潰すような行動に出る」人もいれば、「弱者を守るような行動に出る」人もいる。

 

今の所、私自身は、そんな感じに認識しています。

 

ですから、ある意味、「いじめ」に関しても、似たような構図ではないか?と私は思っています。

 

かなり話は横道に逸れましたが(汗)

 

本当は、「強者」「弱者」などというものは、存在せず、人間は全て「対等」である。

 

しかし、どうしても「先輩が上で後輩が下」という風潮がある。という視点で考えた時には、やはり、上記のことを踏まえた上で「相互理解のための、歩み寄りを、指導者側からしてもいいのではないだろうか?」という所だと思うんですね。

 

この記事でも書きましたが、未知の恐怖におののいている新人の実力は、本来の実力の半分以下 であると私は捉えています。

 

本来の実力を発揮できていないのなら、「どうやって、本来の実力、あるいは、それ以上の実力を発揮してもらうか?」

 

それは、ある意味、指導者の醍醐味であるとも思うんです。

 

そして、今回のケースで言えば、「みんな(もしくは、「あの人」)ができているのに、どうしてこの人はできないの?」という考え方は、やはり、比較してしまう方も、される方も辛いだろうし、それを相手に伝えるのは、正直、NGワードの1つ何じゃないかな。とも、個人的には思うんですね。

 

そして、「わからないなら、周りに聞けばいいんだよ」と言うアドバイスも、「そりゃ、そうだよね」なんですけれど、指導者にも色々な個性があり、聞ける人と、聞けない人も存在しているのも事実なんです。

 

はっきり言いますが、新人さんは、聞く相手を選びます。それは当然のことです。

 

私たちだって、何か聞きたいことがある時に、わざわざ聞きにくい相手には聞かないですよね。

 

それと同じです。

 

だとしたら、「果たして、この新人さんは、どれ位、聞きたいことを相手に聞くことが出来ているのだろうか?もしも、聞けないのだとしたら、その理由は何なのだろうか?」ということを、引き出してあげる必要があると思うのです。

 

「聞くのが当たり前」の前に、「実際に、人に聞かない新人さんがいる」。

 

この事実に、どう対応するか。

 

そういう視点が、大切なのではないかな。とも思います。

 

まだまだ書きたいこともありますが、ブログは「細く、長く」を目指しますので、また関連記事には機会がある時に書きますね(^-^)

 

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